生きる力

大げさなタイトルですみません。

東日本大震災のとき思い知らされた農業者の生きる力。
停電によってスーパーやコンビニもガソリンスタンドも止まってしまったあの日。
農業者さん(すべての方ではありませんが)は食べるものも車を走らせることも電気も、生活に関わる全てのことが普通にできていました。
彼らにとって困ったことは冷凍庫に入っている保存食を早く消費せねば!という声を聞いただけでした。(悩みどころが違う!!!)
そして、米も野菜もあるから困ったら言ってねと。
このとき、農業者さんがそばにいることを本当に心強く思い、不安から解消されたのを今でも強く覚えています。
電気、ガス、水道、物流が止まっても生きていける力がそこにはあります。

当店のファーマーの中には有事(戦争、疫病、災害)が起こったときに、食べるものがなくならないように種を残したいという想いで就農を始めた若手女性ファーマーがいます。
農薬や肥料を使って作物を育てることに抵抗があるというよりも、有事のときには物流が止まってその農薬も肥料も手に入れることができなくなって作物を作れないということにならないためです。

ファーマーが近くにいることがどれだけ心強いことか、私は震災のときに経験している一人です。生きる力を持った人がそばにいる、そういう仲間を増やして地域に貢献できる店であり続けたいと思っています。



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